2025年7月25日に東京大学本郷キャンパス伊藤謝恩ホールにて開催された東京大学データサイエンティスト養成講座(UTokyoDSS)シンポジウムにおいて,弊社の金子がスタートアップパネルディスカッションに登壇しました。

当日は、Trust代表取締役社長の友田様をモデレーターに、東京大学大学院情報理工学研究科の久野先生、アズユニ代表取締役の松本さん、artics CTOの大山さん、EQUES CTOの助田さんとともに「DSSコミュニティの起業家に聞く生成AI 時代に求められるDSSと人材育成の価値」と題してディスカッションが行われました。

近年、米国を中心に、生成AIの利用を前提とした少人数スタートアップの成長が著しいです。弊社メンバーもよく使用しているCursorのAnysphereやWindsurf、BASE44など、かつては考えられなかった、コアとなる構成員数10名以下で大きな評価額を持つ企業が次々に立ち上がっています。やや過激な見方をすれば、AIで一人起業ができる今、相対的にデータ人材育成の価値は下がっているようにも思われます。

パネルディスカッションでは、リソースの限られたスタートアップでのAIの利用と人材育成、今後必要となるスキルなど、社会的に注目度の高いテーマについて幅広いトピックが扱われ、経営者目線でAIと人の役割について熱いディスカッションとなりました。

NITI Technologyとしては、次のようなステートメントを表明しました。

まず、AIによってコーディングやドキュメント作成など、間接的に人間が置き換えられていることは事実です。弊社では福利厚生的にAIサービスの仕様に補助を出しており、結果として一昔前では考えられなかったような,少人数での運営ができています。

その一方で、顧客の課題をヒアリングし、実社会にある課題を見つけることは現時点で人間にしかできません。適切なコミュニケーションの取り方や、課題を発見する力や経験、そして様々な提案をうまく伝えるプレゼン能力や文書作成力が必要とされます。

今後もこうしたAIによる効率化と人間の役割について考えながら、社会にインパクトを与えるべく私たちは活動していきます。

末筆ながら、DSS 10周年誠におめでとうございます。また、このような素晴らしい会を準備くださった久野先生を筆頭に、関係者の皆様、関連企業の皆様に厚く御礼申し上げます。東京大学DSSプログラムの今後の発展をお祈りするとともに、弊社もDSSファミリーの一員として貢献して参ります。

NITI Technologyでは一緒に働く仲間を募集しています。

Scroll to Top